令和家族の風景

女性の社会進出と男性の家庭進出で理想の家族に!?

出世レースは棄権しました

こんばんは、taa-です。

盆休みの前に会社でプレゼン大会があり、優勝することができました。僕は以前のブログにも書きましたが、そこそこの大企業に所属しています。その会社は、年功序列、男社会、モーレツ社員多数などいわゆる日本的な、お堅いイメージにぴったりの会社だと思います。社員はみんな真面目で、高学歴で優秀な人が多いです。

そんな会社に、十数年前の就職氷河期に、僕はラッキーにも入社することができました。若手の頃は、とにかく出世が気になり、同期の誰の職制が上がったなどを逐一気にしていました。そして、平日は残業で職場に泊まったり、土日も仕事したりする中、忙しくても飲み会やゴルフに行くなど、モーレツに働いていたと思います。

それでも特に出世することなく、同期に先を越されて「何であいつが」なんて思っていました。その内、アラサーになり、結婚しましたが、この頃も相変わらず残業して帰って、ゴルフの打ちっぱなし行くみたいな生活を続けていました。

転機が訪れたのは、子どもの誕生です。仕事以外の時間が急になくなり、ゴルフどころではなくなりました。妻は仕事を続けたいと言ってくれていたので、仕事に復帰してからの土日は、僕だけで子どもといる時間が増えてきて、家で仕事はできなくなりました。何より子どもと過ごす時間が、大変だけど楽しくて、もっと子どもとの時間が欲しくなりました。

しかし仕事は一向に減らないし、飲み会やゴルフなどの誘いもあります。そこで本当に最近ですが、走っても出世できるか分からない、家族との時間が取れない、だからもう出世レースを走ることは止めようと、心に決めました。

上司との面談で、意を決して「忙し過ぎるので、担当業務を減らして下さい。」と言いました。小さな事ですが、僕にとってはこれが会社に対する出世レース棄権宣言でした。実際には僕以外の同僚も忙しいので、劇的には減りませんでしたが、担当業務が少し減りました。相変わらず残業はなくなりませんが、飲み会もゴルフも断り、会社で行われる希望者のみという名の半分強制の勉強会にも参加していません。平日家事育児をしてくれる妻は、土日仕事に行くため、僕が子どもたちと楽しく過ごしています。

そんな時に会社のプレゼン大会があり、僕が発表者に当たりました。ここはチャンスだと思いました。出世レースを棄権しているのは、何となく周りにも伝わっているので、被害妄想では「あいつは脱落者だ」と思われています。なので、プレゼン大会という、人事評価とは別の、透明な評価される場で目立てば、少なくとも発言権は失わないと考えたからです。この時ばかりは、モーレツ社員に戻って、資料を作成しました(何か矛盾してるな笑)。結果的に優勝することができ、周りの見る目も少し変わったかなと思います。

今後もアイツは、仕事はもちろんきっちりするけど、何より家族との時間を大切するヤツというポジションを確立していこうと考えています。まだまだ平日は帰るのが遅く、家事育児は妻に任せっぱなしです。そんな僕の行く末はどうなるのか、ブログで報告できればいいなと思います。今回はちょっと愚痴みたいになってしまったかな。読んで下さった方がいれば、ありがとうございます。