令和家族の風景

女性の社会進出と男性の家庭進出で理想の家族に!?

“楽しい”から“勝ちたい”へ

こんばんは、taa-です。

明けましておめでとうございます。去年はコロナの1年でしたね。本当に激動でした。色々思うことがありましたが、大事なのはマスコミなど他人の言う事を鵜呑みにせず、客観的なデータから自分の頭で考えることだと思います。体調を害する・死亡するというリスクを考えた時に、コロナのリスクはここまで経済を痛めるほどなのでしょうか?甚だ疑問です。もちろんできる限りの対策はした上で、ですが。

さて今回は、小2の長男が問題を起こしてくれたので、その対応について書きます。長男は、保育園の頃に妻がテニスをしているのを見て、自分からテニスをしたいと言い出し、今まで続けています。小学校に入ってからは、コーチに誘われて選手コースに入り、週に4~5回練習しています。僕からするとそれだけでも大したもんだと思いますし、本当に楽しそうに練習しているので、好きな事が見つかって良かったなと思っていました。

その楽しいテニスですが、それだけ練習すれば上手くなってきて、次は試合に出ようという話になります。相手は高学年の子が多いので、最初は当然のように負けていましたが、最近は相手によっては勝つことも出てきました。すると本人も自信が付いてきて、より“勝ちたい”という思いが強くなってきます。

そして迎えた先日の試合、序盤は互角でしたが相手の子が強く、徐々に形勢が不利になってきました。すると長男は投げやりなショットでミスを連発し、相手にボールを返すのもいい加減にし、最後は少し転んだだけで試合を棄権してしまいました。僕は試合の時「毎日よく頑張って練習している。勝っても負けてもいいから思いっきりやってこい」と毎回送り出していたのもあって、長男のこの態度が許せないと同時に、最初は楽しくてやっていたテニスがいつの間にか勝ちたいに変わり、テニスそのものが好きではなくなったのではないか、と疑問が浮かびました。そこで「本当にテニスが好きなのかよく考えろ」と言って、テニスを1週間休ませました。

その間僕も色々と考えました。もし好きじゃなくなったのなら、今までの苦労が水の泡になって勿体ない気がしましたが、好きでもないことをしても仕方ない、悶々としながら1週間後の長男との会話をシミュレーションしました。

Q1.テニスが好きか?休んでいる間テニスをしたいと思ったか?

→いいえ

 Q2.本気で考えたんやな。もうテニスできないよ。今まですごく頑張ってきた。負けたのは仕方ない。コーチにはお礼を伝えよう。別の好きな事探そう。→END

→はい

 Q2.じゃあこの前の試合は悔しかったんやな。それはよく分かる。でもあの態度はダメ。試合にならない。相手の子にも悪い。キミにとっていい事もない。

 Q3.選手として続けたいのか?

 →いいえ

 じゃあ今のスクールは辞めよう。無理せず楽しめばいい。→END

 →はい

 じゃあまた続けよう。応援する。でもあの態度は二度としない。悔しければ練習するしかない。一生懸命頑張ってる。負けるのは仕方ない。テニスを楽しむ気持ちを忘れず最後の1ポイントまで戦おう。

そして1週間後、長男は「テニスがしたい。選手として続けたい。」と即答しました。正直ホッとしましたが、悔しい気持ちをどう抑えるのか、これからも向き合っていく必要があります。

スポーツでも芸術でも、好きでやり始めたことは、必ずどこかで楽しいだけでは終われず、真剣になり競争することになると思います。テニススクールの親御さんの中には「テニスを続けてどうなるのか、プロになれる訳でもないのに。」と言って辞めさせて、塾に通う子が高学年になると出てくると聞きます。僕は親として、プロになれなくても、直接将来につながらなくても、何か好きな事を真剣にやった先で得られる事に価値があると信じて、子どもを応援したいと考えています。真剣であるほど挫折した時のショックも計り知れませんが、それを乗り越えて人間的に成長してほしいと願っています。