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次男くん、手術を受ける(鼠径ヘルニア)【後編】

こんばんは、taa-です。前編から引き続き、年長さんの次男が“鼠径ヘルニア”で手術を受けた話の後編です。

手術前日は妻に付き添ってもらいました。体調確認、採血、麻酔医の診察を受けて終わりです。次男には余計な心配をさせても仕方ないので、手術の事は伝えていませんでしたが、この日にお医者さんから直接説明を受け、何となく理解したみたいです。それと書類関係です。麻酔同意書、手術同意書を渡されたので、サインをします。手続きはそれぐらいで特に煩わしさは感じませんでした。

いよいよ当日、手術は9:30からで、前日の晩御飯以降は固形物を食べるのは禁止で、当日7:30以降は水分も禁止です。次男は言うことを聞いてくれましたし、手術直前になっても分かっているのかいないのか、平然としていて僕のほうが緊張していました。手術室の前の控室で、看護師さんが色々と次男とコミュニケーションを取ってくれて頂いたおかげだと思います。好きな歌やまくらカバーを何にするか、ポケモンの指人形を何にするかなど、本当に子どもに怖い思いをさせないという気持ちが伝わってきて、医療従事者の方々の配慮には頭が下がります。いざ手術室に入ると、さっき子どもに聞いていたドラえもんの歌をキーボードを弾きながら歌ってくれて、ポケモンの指人形を付けてくれて、ベッドの上にいる次男は最後までご機嫌の状態のまま、麻酔を吸うとすぐに眠ってしまいました。ここでお医者さんから唐突に「お子さんのお名前は?」「今から何をしますか?」と聞かれ少しびっくりして答えたところで、僕は手術室から出ました。

手術は1時間程で終了。先生に呼ばれて診察室に入ると、「手術の様子を見ますか?」と聞かれ、見たいと言うと、動画で見せてくれました。本当に穴が開いていてそれを綺麗に糸で縛って閉じてくれていました。糸は解ける糸なので抜糸もありません。反対側も見せてくれて穴はありませんでした。この医療技術には感動しかなかったですね。

手術が終わった次男が寝ているベッドに行くと、まだ麻酔から醒めずスヤスヤ寝ていましたが、10分程で目覚め始め、やはりお腹が痛むようで、痛い痛いと泣きました。久しぶりにずっと抱っこして励ましていましたが、かなり痛いようで「我慢できない!」と泣いていると看護師さんと先生が来てくれて座薬を入れるとやっと落ち着きました。そこから徐々に水を飲んで、ゼリーを食べてしばらく休めば元気になって15時頃には病院を出ることができました。かかったお金は400円。日本の保険制度はありがたいですね。

翌日から保育園には通えましたが、1週間運動は控えるようにとのことでしたので、先生にお伝えしたところ、お迎えの時「一人でちゃんと大人しく待っていましたよ。」と聞き、やんちゃな次男坊の成長も感じられることができました。お腹の傷をお友達に見せて自慢していたようですが。。。(傷はとても小さく言われなければ分からないような傷です。)1週間経つと何事も無かったように元の生活に戻りました。

今回、ひょんなことから手術することになりましたが、何の問題もなく元通りになり、ほっと一安心したとともに、医療関係者の方々の気遣い・技術にとにかく感謝しかありません。また、こんなちょっとした症状でしたが、子どもが健康でいてくれることが何より幸せなんだと、当たり前の事を再認識しました。何もない日常こそが大事なんだと何か起こった時にしか気付かない僕ですが、今回の手術を通してこの気持ちを忘れないようにしたいですね。