令和家族の風景

女性の社会進出と男性の家庭進出で理想の家族に!?

【少子化問題ケーススタディ①】僕たち夫婦の場合

こんばんは、taa-です。

年金問題がまた最近盛んに報道されていますが、関連して日本における大きな問題が少子化問題ですよね。子どもが減ると、当然人口が減って、GDPも減って、国力が落ちるということなんだろうと思いますが、そもそもこの狭い日本に1億何千万人もいるより、少しは減った方が、暮らしやすくなる面もあるんだろうと思ったりもします。それは置いといて、短期的には人口減少よりも、“老人が多くて、若者が少ない”という状況が社会に悪影響を及ぼすことはよく分かります。数が多い老人の年金等の社会保険料を少ない若者で支えなければならないわけですから、自分たちというよりも、僕たちの子ども世代が社会に出た時の状況が危惧されます。

そんな少子化問題ですが、確かデータでも明らかになっていたと思いますが、原因は晩婚化及び未婚率が高さであり、実感としても感じます。結婚制度の是非は置いといて、結婚した夫婦が生みたい子どもの数は昔からさほど変わっていないが、晩婚化により、実際に生まれる子どもの数が減っていること、未婚によりそもそも子どもを生まないこと、この二つが少子化の原因になっています(確か)。

僕たち夫婦の場合、結婚したのは30歳になる前でした。子どもは早く欲しいと思っていましたが、妻が不妊治療をしており、1人目が生まれた時には30歳を過ぎていました。僕は子どもを3人欲しいと思っていましたが、2年後に2人目が生まれた時、命懸けで出産する妻の姿を見て、30代後半でこの体への負担はかけさせられないと思い、子どもは2人にする決断をしました。今でも結婚があと1年2年早ければ、と思うことがあります。もちろん2人の子がいて幸せですが。

こんな僕たちのような平均的な年齢で結婚した夫婦でも、出産を断念する面があるのに、例えば30代半ばで結婚すると、2人生むことも厳しいのは想像に難くありません。もちろん子どもは授かりもので、単純な計算ではないのですが、晩婚化は少子化の原因になっていることは間違いないと思います。

ではなぜ晩婚化が進んでいるのか、これは根本的に未婚とも深く関係していると思います。本で読みましたが歴史的な人口動態から見て、20世紀初頭頃までは世界中で女性は出産して家で育児をし、男性が外で稼ぐという時代でした(今も残っている)。人生の多くの時間を出産と育児に費やす状況は女性にとって、経済的必要性で結婚を強いられる面がありました。現代では、出産と育児が人生に占める割合が減ったため、男性への依存度が下がり、“結婚は必要性から愛情に変わった”というフレーズを覚えています。つまり結婚の価値観が社会とともに変わってきたということですね。僕の親世代は、適齢期に結婚していないと“身を固めていない”と言われていた時代で、僕の祖父母世代は、ほとんど会ったこともない人と結婚することもあった時代と聞きました。これはいいか悪いかではなく、そういう時代だったのです。今の時代ではありえません。みんな理想の結婚相手を探しています。そうしている内に結婚は遅くなり、理想の相手が見つからなければ、結婚しない。これが現実ではないかと思います。

その辺りは次のケーススタディで掘り下げていきたいと思います。