令和家族の風景

女性の社会進出と男性の家庭進出で理想の家族に!?

保育業界の謎【認可と認可外】

こんばんは、taa-です。

GW明けからの我が家最大の課題であった、年中さん次男の【保育園行きたくない】問題ですが、ついに昨日、僕たちの説得にも応じず、保育園に行かなくなりました。以前ブログに書いた“褒めごろし”作戦を授けてくれた、次男を赤ちゃんからずっと見てくれていた保育士さんが辞めてしまったことで、次男も妻も糸が切れてしまったようです。僕ももう無理だと思っています。

長男もお世話になった保育園、妻が仕事のブランクを空けたくないということで、0才から預けてきました。文字通り僕らの代わりに子どもを育ててくれたと言っても過言ではありません。昔からいる先生とは長年の信頼関係も築けており、教育熱心なところも感心していたのですが、1点だけずっと懸念がありました。それは、若い先生がすぐ辞めてしまうことです。

この6年ほどで5人の若い先生が辞めました。今残っているのは1人で、その先生もまだ3年目。普段はベテランでメインの先生が3人いて、あとはパートの先生で凌いでいるという感じです。やはり保育士さんは巷で言われている通り、他人の子どもを多く預って仕事は大変、拘束時間が長い、給料は良くないの三重苦なんでしょうね。

どんなに子どもに素晴らしい教育をしてくれても、若い保育士さんが根付かない=そこで働く保育士さんが幸せでない保育園に子どもを預けることに限界を感じました。しかし保育園という僕たちの生活において、仕事の次に大事なものがなぜ成り立たないのか、ビジネスとして成功しないのか。確かなことはわかりませんが、一つ僕が思うのは、今の保育園が“認可外”であることとの関係です。

“認可”保育園は国の定める基準(広さ、設備、保育士の人数等)をクリアしていることにより、税金が投入されており、保育料が安い。そのため認可園に入るには、自治体の審査をくぐらなければなりません。一方で、認可園は税金が投入されているため、あくまで保育の目的は“預り”であり、“教育”ではありません。独自の教育は不平等ということで禁止されています。一方、“認可外”保育園は、基準はクリアしていなくても、自由な教育をすることができます。また預けるにあたり、時間や曜日も融通が利きます。我が家はその点をメリットと考え、認可外保育園に預けていました。認可園で18時までしか預りませんでは、共働き家庭には無理な時があります。しかし保育料は高い。

自由だが当然経営を成り立たせる必要のある認可外保育園と、保育料は安いが教育すらできない不自由な認可保育園。この辺に保育業界の歪みがあるのではないかと思います。次男の新たな保育園を探しながら、この辺を次回掘り下げていきたいと思います。